元祖 温泉ガッパ ドンバ

講談社 月刊コミックボンボン
1989年9月号〜1992年1月号 全29話

宇宙の温泉星カパーランドからやって来た、
バカで下品でドスケベの変態エロガッパ・ドンバが
特殊な効能のある温泉の素を使って大暴れする
超絶ギャグ。

作者みどーが、
プライドも羞恥心もかなぐり捨てて描いた問題作w
それまでの小学生向け雑誌に、「愛するドンバさまに
危険がせまると・・・、乳首がピクピクするんです」
なんてセリフがあっただろうかww

チンチン、キンタマ、オナラ、ウンコは当たり前、
ハダカにパンティー、オッパイ、オシリなどなど
エロくて下品でバカで最低。

当時の小学生にトラウマを残したとも言われる
ミドー馬鹿漫画の最高峰だ!(自己評価w)
ハイ、代表作のひとつですwwwww

●ドンバ (主人公)

温泉星カパーランドの王子。
跡継ぎとして地球に修行に来て、勝手に湯煙家に居候を決め込む。性格はバカで下品でドスケベ。
王子の品格、まるで無し。
欲望の塊というか、本能そのまんまw

特殊な効能のある温泉の素を頭の皿にふりかけ、いろんな能力を発揮する。


温泉の素は変身能力もあった↓
鉄になったり・・・ 武道家になったり・・・ サボテンになったり・・・ ウンチになったり(笑

主な登場人物
●湯煙のぼる
小学5年生。ドンバの1番の被害者。めぐみちゃんが好きなようだがまったく相手にされてない。
●嬉野めぐみ
のぼるの同級生。性格のきつさはピカイチ。竹千代に惚れてるがハゲは大嫌い^^;
●地獄谷源太
のぼるの同級生で乱暴者。なんだかんだ言ってドンバたちとつるんでるところをみると結構いい奴かもw
●熱海鉄冶
地獄谷の子分。ただそれだけw
●登別
こーゆう漫画にはありがちなブスで力持ちの女の子。今ならブサ可愛いって人気が出るかも^^
●竹千代
温泉星カパーキングダムの王子。ドンバとは終生のライバル。カッパ族なので王冠を取るとお皿がある。
●梅千代
竹千代の妹。「スキ」って言葉を聞くと化け物になっちゃう。ドンバのことが大好き。普段はとっても可愛い子である。
●湯煙たつお
のぼるのお父さん。
ドンバの乗ってきた宇宙船を釣り上げ居候されるハメに・・・。
●湯煙かおる
のぼるのお母さん。
ドンバの悪ふざけにも動じず、チンチン切っちゃうわよなんて怖いところもw
●湯煙まい
のぼるのお姉さん。
ドンバには散々お風呂を覗かれている。まあお色気要員ですねww
●大王
ドンバのお父さん。
温泉星カパーランドの大王。
ドンバが馬鹿なのは、この人の遺伝子のせいだと思う^^;
●じい
大王の側近。
まあ、いろいろ大変ですよ、この人は(T_T)
●ジュリエッタ
美男美女村の女王。
マントの下は素っ裸。ドンバの事を本気で愛してる。必殺技は「悩殺タイフーン」ww
●ハロウィン魔王
惑星カボーチャの王様。
ずーっとお風呂に入ってなくてカパーランド征服を企んでる。体には15年間の垢がたっぷり^^;
●ダイコーン
宇宙のチンチン商人。
人のチンチンを盗んであちこちの星に、食用とかアクセサリーとして売り飛ばす極悪人。


◆ 名シーン・・・つーか、いろいろw ◆

馬鹿で下品なドンバです^^; そうそう、「ミラクルネンド」なんてのもあったなあ・・・。
頭の中で作りたいものをイメージしながらコネると、
何でも作れちゃうってやつ。


温泉の素は結構失敗も多かった。


どうしてドンバはスケベで下品なのか・・・の図解w


とっても気に入っていた「ヤマタのオロチンチン」、正体は宇宙のチンチン商人ダイコーン。
前後編のこの話しが一番好きかも^^



竹千代もカッパ族なので頭にお皿がある。美形好きのめぐみだったが、
これ以降竹千代の王冠がはずれると竹千代をボコボコにするようになる。



普段は可愛い梅千代ちゃんだが、「スキ」という言葉を聞くと化け物になっちゃう。
兄の竹千代もこれには相当困っていた。


まだ性格のきつくない、ヒロインだった頃のめぐみちゃん。 竹千代もかなりのスケベだった・・・^^;
左端は後半まったく出てこなくなった竹千代の部下。

のぼるの姉ちゃんはよくドンバの被害にあっていた^^; いろんな意味で人気の高かった美男美女村の女王ジュリエッタ。
とってもセクシーである^^


で、オチは登別・・・とw


 --その頃の事--
 実はドンバを描く前までは、下品な事を描くのにかなり抵抗があったんだ。
 それがある日専門学校時代の友人に、
 「小説家が自分や身内の事をさらけ出す私小説ってあるだろ。
 お前も恥ずかしいとか言ってないで、もっといろんな事さらけ出さなきゃダメなんじゃねえの」
 って言われてね。
 それまではギャグよりもコメディタッチの漫画のほうが好きだったんだけど、
 「よーし、そんならいっちょやったるか〜!!」と思って描いたのが、この「温泉ガッパ ドンバ」です。
 当時コミックボンボンでは柴山みのるさんの「やっぱ!アホーガンよ」とか、
 かみやたかひろさんの「Dr.天災」などの下品系ギャグ漫画も連載されてたし、
 「負けるもんか〜!」なんて気持ちもあってね、ついつい内容がエスカレートしてしまいましたw

 この頃からかな、小学生のファンから「おい、みどー、元気か」なんて
 呼び捨て、タメ口のファンレターがちょくちょく来るようになったのはw
 馬鹿にしてるんじゃなく、友達みたいな親近感をもってくれてるんだというのが
 すごく伝わってきて嬉しかったものです。
 温泉の素のアイデア募集にもたくさんハガキをもらってね、
 それも嬉しかったしとても励みになりました。
 ここを見ている人の中にも、ハガキくれたことがある人いるんじゃない^^
 その当時はありがとう! 
 使えないネタもあったけど、大人では発想できないようなアイデアも結構あってね、
 子供ってなんて純粋ですげえんだろうって思いました。
 このへんがきっかけかな・・・。
 児童漫画を描く上で、相手が子供だからって絶対なめちゃいけない。
 なめたら相手の子供にもそれが伝わる。
 真正面から思いきってドーンと漫画を描かなきゃって強く思うようになったのは^^

 そうそう、ドンバはかなりエロくて下品な漫画だったからね。
 当時編集部には父兄からの抗議や苦情の電話が
かなりかかってきたらしくてね。
 担当K薗君が、その応対でとても大変だったそうです^^;



締めはやっぱりオナラボーーーンで。


   

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