温泉ガッパドンバ カパランテ伝説


講談社 月刊デラックスボンボン
1990年7月号〜1992年7月号 全25話

その昔、勇者カパランテが封印した恐るべき魔物・イオウ大魔王を、カパーランド城の大王が解き放ってしまった。
そのせいで世界は魔物がうようよする世界に・・・。
カパーランド城の王子ドンバは、大王の命令で嫌々イオウ大魔王退治の旅に出かけることに・・・。

王子ドンバは馬鹿で下品でとってもスケベで力なし。
果たして勇者として世界を平和に出来るのか!?

当時「ドラクエ」や「ゼルダの伝説」などRPGが大好きだった御童が「オレもロープレ漫画が描きてえよう」と、ボンボン本誌で連載中の「元祖 温泉ガッパ ドンバ」の登場キャラをそのまま流用して始めてしまったRPGギャグ漫画。

「元祖 温泉ガッパ ドンバ」同様、下品でスケベな馬鹿漫画ですw

もち代表作のひとつです。

必殺技は「オナラボーーーン!!」だ。

コミックス全三巻が出たが、残念ながら最終話のみ未収録^^;


●ドンバ (主人公)
 職業:勇者

 カパーランド城の王子。
 馬鹿でスケベで下品でどうしようもなく、
 何を考えてるのか判らない^^;
 これでほんとに勇者なのって思うけど、
 セクシー島のプリティーによれば、間違いなく
 勇者カパランテの血を引くものだという。

 RPGでよくある魔法のかわりに温泉の素の
 不思議な力を使ってモンスターを退治する。

 スケベや下品さも武器のひとつだw

主な登場人物
●ジゴクダーニ
職業:戦士
ドンバと1番最初にパーティーを組む。乱暴もので金に汚い所がある。力は強いので頼りがいは抜群!
●乙姫
職業:魔法使い
竜宮上の乙姫様だったが、ドンバに惚れてパーティーの一員に。
魔法は使えないに等しい^^;
●竹千代
職業:勇者
パーティーとはぐれたドンバが一時行動を共にする。かっこいい見掛だが性格はドンバと変わらないw
●大王
カパーランド城の王様でドンバのお父さん。こいつのせいで世界中にモンスターがあふれかえってしまった・・・。
性格は馬鹿の一言。
●じい
漫画ではふれられていないが、たぶんカパーランド城の大臣かなんかだと思う^^;
●カパブッタ
温泉神
ドンバに温泉の素の力を授けた、とっても偉い神様。
●女王メグーミ
ウレシノ城の女王。「元祖」のめぐみちゃんから比べると、ワガママさやきつさに拍車がかかってる^^;
●ノボール
ウレシノ城の警察隊隊長。
女王メグーミにはかなりひどい扱を受けている。
●プリティー
セクシー島でカパランテの秘宝を長年守ってきたばあさん。
なんとTバックだ^^;
●ラジウム導師
ドンバに温泉の剣を使いこなすための修行をしてくれた。
普段はラーメン屋さんらしいw
●ズルコーイ
カジノ・ナスベガスのオーナー。
裏で魔物闘技場も開いてる悪いやつ。その正体は・・・。
●ブラディ・プリン
そのセクシーさや可愛さと裏腹に実はイオウ魔族の魔物である。
ドンバはもうメロメロで・・・^^;

この漫画のセクシー担当w
●焼きギョウザデーモン
イオウ魔族八大将軍のひとり。
結局、八大将軍は連載中三人し出なかったw
 あとの二人はラーメンクジラ・デーモンとからしメンタイコおにぎりデーモン。
●イオウ大魔王
イオウ魔族の大王。
こいつを倒せば世界に平和が戻るのだが・・・。

後に「電光石火ニトロ」でゴルゾフ将軍として復活。結構好きなキャラで^^;
●カパランテの天使
「元祖ドンバ」の読者ならご存知の登別。出そう出そうと思いつつ、なかなか出す機会が無かったが、天使で登場w
温泉の剣を目覚めさせるきっかけを作った。


◆アイテム◆
温泉の素で攻撃しちゃうので武器は少なく、ほとんどが防具系だった。
●最初に買ったのは輪ゴムとフンドシ。
輪ゴム15円、フンドシ285円。
輪ゴムの攻撃力はかなり低く、
拾った石のほうが攻撃力が上だったw
●イバラのフンドシ。
女性モデルが着用していたものを
ぬくもり込みで300円で買ったw
最初、表裏逆につけてかなり痛かった。
●温泉のオムツ。
勇者カパランテゆかりの温泉アイテムのひとつ。

ミトナッ塔の宝箱でゲット。後半はほとんどこれを穿いていた。 (作者みどーもお気に入り^^)
●くさりガマ。
鎖鎌ではなく、腐ったガマガエル。
かなり気持ち悪いアイテムだったが、これはこれで
けっこう役に立った。
●Hなタテ。
八大将軍の一人、からしメンタイコデーモンをやっつけて手に入れた。
あまりにもHなのでカットされているが、後半でカットの部分が
かなり小さくなった。 (怒られたら元に戻そうと思っていたんだw)


◆魔物(モンスター)◆
バカな魔物がたくさん出たけど、なかでも気に入っていた魔物をちょこっと紹介^^
●ヨロイ キリタンポ
連載1回目に登場。RPG序盤に出てくるとは思えないほどの
攻撃力やHPを持つ。強さは八大将軍並み。
ドンバは続けざまに三度死んでしまった^^;
●死神ナルト
寝ているところを仲間のささかまデビルに呼び出され、
めちゃくちゃ怒ってささかまデビルをやっつけてしまった。
ドンバとは戦っていない。
●カツ丼でごザル と おしんこデス
天丼でごザルや親子丼でごザル、牛丼でごザルなど101匹の仲間がいて
101匹丼ちゃんズと名乗っていたw
おしんこデスは頭のタクワンを、ドンバに食べられてすぐ死亡。
●勉強ヌードルシーフード
港町カツウーラの灯台に住みつき町をボロボロにした。
おバカなドンバたちに勉強攻撃をしかけてくる怖ろしい魔物。
出した宿題をやってなかったドンバたちを外に立たせて去っていき、
2話に渡って登場。
●マンボナス と ピーマンの肉づめ男
乙姫の竜宮城を荒しみつぎ物を取っていた。
ピーマンの肉づめ男の「アツアツのひき肉攻撃」は強力。
バカっぽいコンビでとても好きだった^^
●ダークコンニャク と レディひややっこ
二人はカップルで、デート中にドンバたちと遭遇。
パンツを穿いたレディひややっこがセクシーで可愛いw
結婚の約束までしていたダークコンニャクをドンバに倒され、
怒りまくるレディひややっこの恐るべき攻撃がドンバたちに・・・!!
●八大将軍のひとり ラーメンクジラ
乙姫や竜宮城人々の本当の姿をデス・クリスタルに封印している。
さすがは八大将軍のひとり、そのでかさと強さはハンパじゃない。

ラーメンクジラみそという弟がいる。


◆いろいろ◆
序盤の頃の冒険マップ
 
クシャミボーンなんて技もあった
 
ハナクソダーンは読者が送ってくれたアイデア。
けっこう気に入ってました^^
 
下品な攻撃をさせたら天下一品w
 
モンスターはイオウ大魔王以外は全て食べ物から考えた。
 
本当にドンバはカパランテの血を引きし勇者なのか・・・。
 
オナラボーンよりも強力なダブルボーン!
お尻の穴が2つになって威力も2倍w
 
ドンバといえば、やはりエロ・・・w
 
ラーメンクジラの持つデス・クリスタルを壊せば、
乙姫が美しい姿に戻ると言われて膨らむ妄想。
 
エロな上にバカ・・・。
 
もう、自分で描いててサイテー^^;
 


----温泉ガッパドンバ カパランテ伝説----
元祖ドンバの連載がそろそろ1年経とうかという頃、
ボンボンの増刊「デラックスボンボン」でも漫画を描かないかと編集さんに言われてね。
RPGが大好きだったオレは、元祖ドンバのキャラたちを使ってRPGのギャグ漫画を
描かせてもらえないかと相談。
編集さんも面白がってくれて連載開始。
元祖には出ていなかった乙姫は、竜宮城〜ミトナッ塔までのキャラと考えていたのだが、
結局最後まで登場する事に。描いてるうちにドンドンキャラが立ってね。
自分の中ではすっかり可愛い存在に^^

元祖と比べるとすごく描きやすかった思い出があります。
向こうは、さあ今回はどうしようかと毎回結構悩んだけど
カパランテのほうは話しがずーっと続いていたからね。
アイデアもどんどん出たし、変なモンスターを出して下品にやっつけるという
パターンが出来ていたからかな。
敵と戦うギャグ漫画が好きなのかも。
のちのウル忍にもこのへんは引き継がれているんだと思います。
元祖と同時連載だったけど、ほんとノリノリで描いていました^^
バカ漫画を描く事にいろんな部分でふっきれてたしw

連載がもっと続けば、もう一度竹千代とパーティーを組ませたり、
梅千代ちゃんも出そうと思っていたんだけど残念。
当時のボンボンは、いろいろな兼ね合いで急に打ち切りになる事が多く、
カパランテもまだまだ人気があったのに急に打ち切りに。
ボンボンコミックスのカパランテ全3巻に最終話が収録されてないのはそのせいで、
3巻目が発売決定した時にはまだ連載が続くはずだった。
結局、次で最終回と言われ1話描いてお終いに。
急じゃなければ最終話も3巻目に収録できたのに・・・と、当時はかなり・・・
いや、今でもかなり悔しい思いがあります^^;



最後は乙姫のセクシー水着姿で・・・w


   

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