雑記帳　2010年7月〜8月

その日にあった事や思ったこと、作品の思い出、好きな物について・・・などなど
思うままに書いていきたいと思います。

2010年8月25日 6:04:52　コミティア93のお知らせ

8月29日（日）有明の東京ビッグサイトでコミティア93が開催される。 ＨＸＬの新作が読める公式同人誌「HXL AFTER MISSION」01〜03が販売されますので皆さんよろしくです。 なんか多くは語っちゃいけないみたいなので詳しく書けないが、「02」、「03」では なんとあの漫画の続きや、マガジンＺが存続していたらやっていたであろう企画が載っている。 お知らせページはここからどうぞ→● また、公式サイトにも予告編があるのでそちらもどうぞ→● なんかいろいろあってボーっとしていて、コミティア92や夏コミのお知らせを出来なかったのが、 ＨＸＬの関係各位・仲間達に申し訳ないっスm(_ _)m ＨＸＬはなんかややこしく、大きな流れは大将村枝さんが作っているのだが、 参加作家がそれぞれ独自に動いている部分も多いのでオレも把握しきれていない。 たぶん参加作家の皆さん同じ思いだろう。 とりあえず同人誌「HXL AFTER MISSION」は、ＨＸＬの漫画連載が無い現在 唯一ＨＸＬの新作が発表される場。 なんとかこれだけはキチンと宣伝していかなきゃいけないなあと思っている。 マガジンＺが存続していたらやっていたであろう企画は、 まだ「ウサ探」連載中の初期に初めてたかしげさんと飲んだ時に、 「これを、みんながフォローしてくれたら全員参加で面白いと思うんだけどねえ」 なんて聞かされた話しだ。 それがとっても面白かったんだけど、ウサ探はあんな漫画だし真っ直ぐ返すのも癪なので（ｗ） 「じゃあ、その時ウサ探ではこんなの出してこんな事してもいい？」 って聞いたら、 「ぎゃははは、御童さんホント馬鹿だなあ！面白いよ、やってやって」 って言われたんだけど、たかしげさんは覚えているかなあｗ いや、やったらやったでみんなから顰蹙買いそうな話なんだけどね＾＾； 「HXL AFTER MISSION」は大将村枝さんだけじゃなく、編集や管理、会計、発送などで 馬場さん、広石さんがご自分の時間を割いて活動されている。 何も協力できず申し訳なく思いながら、いつも感謝しております。 そうそう、以前「ウサ探」のフィギュアを製作してくれたグローバルのＭさんからメールが届いた。 「おお〜っ！」なんて思ったのだが、こちらもいずれ発表できればいいなあと思っている。

2010年8月20日 7:28:41 鬼と云われた男

親父の半生記を書いた本のタイトルだ。 正式には、「鬼と云われた男 -日本剛柔流五代目 千葉拳二郎伝-」。 数年前から書くと言っていたがようやく出来上がったようだ。 とても楽しみにしていたので、先日届いて一気に読んだ。 内容は、昭和30年〜40年代のまだ空手界も混沌としていた時期。 空手がスポーツなんかじゃなかった時代だ。 ヤクザにも抗争があったように空手界でも幾多の抗争劇があったらしい。 その中で親父が関わった出来事が、団体名や個人名もそのままに 赤裸々に綴られている。 親父が若き日に歩んだ修羅の道を書き留めておきたかったんだと思う。 仁義を守らず、すぐ近くに作った空手道場に対する道場破りの話。 28人の刺客が待つ中にたった一人で死を覚悟して乗り込んだ話。 剣道有段者との対決での真剣白羽取りの話（真剣ではなく木刀だったようだ）。 剛柔流四代目との男の意地を賭けた勝負の話、などなど・・・。 あっと驚くような団体名や個人名が出てくる＾＾； オレは今までそのあたりの話を親父から聞いていたので、 飲みの席でのネタに「親父は怖くてねえ＾＾；」なんて言って、 編集さんや同業の漫画家さんに語っていた話があれこれ載っている。 また、聞いているのだが載ってない話しもまだまだあったりしてね、 本が届いたと親父に電話した時にそのへんの事を聞いたら、 「う〜ん、いろいろあってそのへんはもう少し伏せておく」らしい。 剣道有段者が真剣を持ち、親父はサイを持って戦った話とか （これも面白いんだけどね、サイに真剣の刃のあとが3分の2ほど食い込んでいて、 あとちょっとで頭を割られていたかも知れないなんてｗ）、 あとはヤクザの出入りの助っ人の話しとか、ヤクザに脅された人を救った話しとか、 あれこれ聞いてるんだけどね。 「28人の刺客」の話では、親父も死を覚悟して羽織袴で遺影用に写真を 撮っていたのだが、その写真が優しい顔付きでオレが好きだった親父の写真だったと 知ってびっくりした。ちょっと寂しげにも見える表情は死を覚悟した顔だったんだ・・・。 結局、相手側が親父の気迫に飲まれたことと、刺客の中にいた親父の兄弟分だった人が 寝返って、親父についてくれたことで死なずにすんだようだ。 そのあとその兄弟分とホッとしながら、今は無くなった上野の旧「聚楽」で 酒を飲んだそうなのだが、それを読んで涙が止まらなくなっちゃって・・・。 オレが高校を卒業し仙台から東京に出てきてから、当時上野の四代目のところに 月一回ほど顔を出してた親父と会って飯を食わせてもらっていたのが その上野の旧「聚楽」。学生で仕送りも少なかったので、ここぞとばかり毎回 うな重を食っていたんだけどｗ、まだ18歳で未成年だったオレに 「ビールも飲むんだろう」なんて生ビールのジョッキも取ってくれて・・・。 その頃から「和彦」だったオレへの呼び方が「和彦くん」になって。 学生だけど親元を離れたせいか、一人前の男として見てくれてる・・・なんて 嬉しかったんだけど・・・。あの「聚楽」が親父の思い出の場所だったのか。 オレと差し向かいで座っていた親父はどんな思いでいたんだろう。 親父は「このあと四代目に会うから俺はいい」と毎回飲まなかったけど、 嬉しそうにビールを飲んでるオレの向こう側に、兄弟分だった原田さんの 面影を見ていたんだろうか・・・。 この人と結婚したいと、嫁を親父に会わせたのも「聚楽」だった。 嫁は「空手の先生なんて言うから、会うのにすごく緊張してたけど、 優しい感じだったんでビックリした＾＾」なんて言ってたけどね。 親父の若かりし頃の思い出の場所で、オレも青春の時期の一部を過ごした。 その場所に親父の強い思いがあるなんてまったく知らずに。 それを思ったらなんか泣けて泣けて・・・。 中学高校の頃は親父のことが大嫌いでね。 当時は親離れの時期だったんだろうけど、今でも嫌いな気持ちと好きな気持ちが半々にある。 あとは親としてじゃなく、男としてカッコよくて尊敬し憧れる部分と・・・。 オレぐらいの年齢になれば、みんなそのへんの事は整理がついてるんだろうけど。 親父も70歳を超え椎間板ヘルニアもやり、体のあちこちにガタがきてるのも知ってるけれど、 オレはいまだに親父が怖い。 剛柔流は現在おおまかに言って三つぐらいに割れてんのかな？ 親父が継いだ流れと、発祥の地沖縄だけでの流れと、あとは早い段階で 枝分かれした剛柔会の流れと。 それでも宮城県の片田舎から上京した若造が、空手四大流派と言われるうちのひとつ、 本土での剛柔流の五代目を継いだというのは男として尊敬する。 かなわねえよ、そんな親父には。 だから長男で跡継ぎだったのに漫画に逃げたんだけどね。 だいたい大きな商店とか2代目が潰すって言うじゃんか＾＾； 親父の事を書こうと思うと、いろんな思いが湧き出てまとまらない。 またそのうち親父について書きたいと思う。

2010年7月14日 4:57:40　昨日は寒かった

夜型なので日中寝ているのだが、暑いのでいつも窓を開けて寝ている。 そしたらなんか寒くて目が覚めてね、いやあ昨日はかなり涼しかった。 夏になってから家にいる時はほとんどＴシャツに短パン姿でいるんだけど、 昨日はＴシャツの上にシャツをはおり薄手のスウェットパンツを穿いて過ごした。 こういう梅雨時の寒い日を梅雨寒っていうのかね。 その梅雨も今週末にはあけるようで。 湿度の高いベタベタした生活からお別れできるのが嬉しいなあ＾＾ だいたい雨が降ってると外出するのも億劫だしね。 早く梅雨明けしないかな。 写真は、先日暑い日に作った「タコと大根おろしの冷製パスタ」。 起きる時間がずれて昼型になった時に作った昼食。 昨年も何度か作ったのだが今年は初めて。 今回はオクラを乗せてみた。 本当は大葉の千切りを乗せたかったのだが、娘が大葉を食わないのでオクラにした。 これがヌルヌル食材大好きの娘に好評で結構喜ばれて嬉しかった。 わざわざオクラだけ買いにスーパーに行った甲斐があったってもんだｗ